アダルトチルドレン ケアテイカーってどうやって克服するの?
アダルトチルドレン・ケアテイカーがどんな人か?について
いつも貧乏くじを引いている
自信がない
要領が悪い
周りの目が気になる。
人のお世話ばかリしている。
いつもビクビクしている。
人に頼れない。
真面目過ぎる。
常に「いい人」になってしまう。
助けてほしいのに、人を助ける側になってしまう。
可愛そうな人に過度に同情してしまう。
介護、看護、カウンセラーなどの業務につきやすい。
➡ケアテイカーってこんな人も参照ください。
ケアテイカーさんはなぜ自分を犠牲にしてまで
かわいそうな人を助けようとするのでしょうか?
ケアテイカーには無意識的に、
「役に立たない自分には価値はない」
「わたしは人の役に立たないといけない」
「わたしは人に頼ってはいけない」
というビリーフ(信念)があります。
なので、
ほんとうはしたくないのに
「わたしがなんとかしなきゃいけない!」
という無意識下のビリーフとおりに
行動してしまうのです。
ビリーフはなぜできるのでしょうか?
アダルトチルドレンケアテイカーのビリーフができやすい家庭環境
■子どもの頃、親が病気がちで安心して親に頼れなかった。
■下に弟、妹がいて子どもの頃からお世話をさせられていた。
■子どもの頃、親が死別して「自分はしっかりしなくては!」と心に決めた。
■いつも親が忙しそう(大変そう)で「自分もしっかりしなくては!」と心に決めた。
■親のケンカが絶えず、仲裁役をしようとした。
■DVな父親から母親を守ろうとした。
■母親の愚痴を聞く役回りをしていた。
例えば、ケアテイカーさんの母親が病気がちだったとします。
ケアテイカーさんの回りに他に頼れる大人がいないと
幼いケアテイカーさんはその環境で安全に生きるために
「お母さんを助けなければならない」
というビリーフ(信念)ができてしまうのです。
ケアテイカーさんは、
お母さんのような「しんどそうな人」
「かわいそうな人」をみると、
「お母さんを助けなければならない」
というビリーフに駆り立てられるように
目の前の人を助けてしまいます。
これは、一見「いいこと」のように思えます。
でも、ケアテイカーさんがビリーフのせいで
行動をしていると客観性を欠いているので
うまくいかない可能性が高いです。
「お母さんを助けなければならない」
というビリーフがケアテイカーさんの認知をゆがめてしまうのです。
ケアテイカーさんのビリーフを変えるにはどうすればいいでしょうか?
ケアテイカーさんのビリーフの下には
「お母さんが死んでしまいそうな恐怖」
「自分がかまってもらえない悲しみ」
という感情が抑圧されています。
その抑圧された感情を感じることで消化していくのです。
ほんものの感情は、感じるとなくなります。
➡感情のこと 書いております。
ただ、「恐怖」は一人で感じるのは怖すぎるので、
プロのセラピストにお願いするのが賢明です。
→「恐怖」は一人では感じることができない
子どもの頃にケアテイカーさんが抑圧していた感情を消化すると
ケアテイカーさんは「お母さんを助けなければならない」という
ビリーフに支配されず冷静でいられるようになります。
「かわいそうな人」「しんどそうな人」を見た時に、
駆り立てられるような感覚ではなく
「どうすれば、この状態をうまく乗り切ることができるのか?」
と理性で考えて行動することができます。
ケアテイカーさんは自分を消耗させることなく、
他人のお世話をすることができるようになりますし、
自分自身が困った時に人に頼れるようになるのです。
全てのアダルトチルドレンは病気ではありません。
アダルトチルドレンは、子どもの頃の育った家庭環境で培われた「認知のゆがみ」から、
正常な判断ができず、間違った行動をとることが問題です。
アダルトチルドレンは「認知のゆがみ」を修正していくことで克服できます。
ここで、「認知のゆがみ」というのはものごとの受け取り方が間違っているということです。
全ての認知の歪みは心理セラピーで修正することができるのです。