アダルトチルドレン ケアテイカーのしんどさの理由
いつも貧乏くじを引いている
自信がない
要領が悪い
周りの目が気になる。
人のお世話ばかリしている。
いつもビクビクしている。
人に頼れない。
真面目過ぎる。
常に「いい人」になってしまう。
助けてほしいのに、人を助ける側になってしまう。
可愛そうな人に過度に同情してしまう。
介護、看護、カウンセラーなどの業務につきやすい。
アダルトチルドレンは
「問題を抱える親のもとに育った子供たち」という意味です。
アダルトチルドレンとは、家庭としての正常な機能を果たしていない機能不全家庭で成長したために、
大人になってからも心に傷を持っている人のことを言います。
自分の欲求や意思を表に出すことが許されない家庭環境で育ったことが原因です。
子供は親から守られることもなく、また愛情や教育を十分に受けることもないまま成長してしまうケースが非常に多い傾向にあります。
そのため、成長してからも上手く社会に馴染むことが出来なかったり、人付き合いの仕方が分からなかったりするなど、様々な問題を抱え込むことになってしまうのです。
アダルトチルドレンのタイプは6つあります。
ヒーロー(英雄) スケープゴート(生贄) ロストワン(いない子)
ケアテイカー(世話焼き) ピエロ(道化師、クラウン) イネプラー
があります。
ケア・テイカー(世話役)の特徴は?
親や周囲の面倒をみてきたタイプです。
具体的にいうと?
外面 – 優しい、思いやりのある、聞き上手である
内面 – 自信がない、人から責められてると感じやすい 、自分の正当な欲求を押し殺しやすい
言動 – 人の役に立つように頑張る、困っている人を放っておけない、
人の期待に応えようとする
弱点 – 自分がない、人と境界線を引けない、他人に依存される状態におちいりやすい
人に頼ることができない、問題を1人で抱え込む
長所 – 努力家、責任感、道徳的、世話焼き
アダルトチルドレン・ケアテイカーは、
1人で問題を抱え込みやすく、人に弱みを見せることができません。
誰にも自分の心の内を打ち明けることができず、孤独感がいっぱいです。
いつも周りに頼られるので周囲の人からは人気があるのですが、
本当は人といることでストレスを抱え込みやすく一人でいる時間がないと疲労困憊です。
特に女性の場合パートナーに尽くしすぎて
男性をだめにする傾向があります。
アダルトチルドレン・ケアテイカーになりやすい家庭環境は?
■子どもの頃、親が病気がちで安心して親に頼れなかった。
■下に弟、妹がいて子どもの頃からお世話をさせられていた。
■子どもの頃、親が死別して「自分はしっかりしなくては!」と心に決めた。
■いつも親が忙しそう(大変そう)で「自分もしっかりしなくては!」と心に決めた。
■親のケンカが絶えず、仲裁役をしようとした。
■DVな父親から母親を守ろうとした。
■母親の愚痴を聞く役回りをしていた。
アダルトチルドレン・ケアテイカーがおちいる問題は?
■「かわいそう」な人に過度に同情的になり、自分のことを後回しにしてしまう。
■周囲の空気ばかり読むので、自分のことがわからなくなる。
■何が好きなのか?何がしたいのか?わからず、本当の自分を生きている感覚が薄い。
■女性の場合、パートナーに尽くしすぎて相手をダメにしてしまう。
■共依存におちいりやすい。
■子離れができない。
■子供がいつまでも自立できない。
アダルトチルドレン・ケアテイカーを克服するためにはどうすればいいか?
ケアテイカーは安心感の少ない家庭において、
自分の身を守るために親や兄弟姉妹の「世話役」をしていました。
なので
「人の役に立たなくてはいけない」
「人の役に立たない自分には価値がない」
「わたしは強くなければならない」
というビリーフ(信念)を無意識下に
強く持ってしまったのです。
あなたがケアテイカーを克服するためには
「人の役に立たなくてはいけない」
「人の役に立たない自分には価値がない」
「わたしは強くなければならない」
というビリーフ(信念)を変えればいいのです。
「人の役にたたないとわたしには価値はない」というビリーフから
「人の役に立たなくてもわたしには価値はある」というビリーフに
変えればいいのです。
そのために子どもの頃に我慢していた
「自分が我慢しないと親が壊れるのではないか?」という怖さ
「本当は自分も人に甘えたい」「ほんとうは助けてほしい」という悲しさ
「なぜ?わたしも子どもなのに家族の世話をやかないといけないの?」という怒り
という気持ちを感じていきます。
そうするとケアテイカーは
「人の役に立たなくてはいけない」
「人の役に立たない自分には価値がない」
「わたしは強くなければならない」
というビリーフが変わって
/
「人の役に立たなくてもわたしには価値はある」
\
というビリーフにすることができます。
人の目が気にならなくなり、
人と楽に一緒にいれるようになります。
さらに「本当は、わたしも他人に頼りたい」
という気持ちに素直になることができます。
アダルトチルドレンケアテイカーを克服して、
結婚した40代のクライアントさんのことをご紹介します。
【がんばりすぎて、人を頼れなかったわたし】
職場でさぼっている人を見るとイライラしていました。
「あの人が悪い!」といつもイライラしていました。
セラピーを受けていく中で
それはわたしが「がんばらなきゃだめだ!」と信じていたことが原因だと気が付きました。
子どもの頃、早くに母を病気で亡くし、
その時に「お姉ちゃんっだからしっかりしてね」
と妹や父の世話を頼まれたことで
「がんばらなければならない」
「しっかりしなければならない」
「人に弱みを見せてはいけない」
という信念を持っていたことが原因です。
そのせいで人に弱みを見せることができなくなって
人との関係で壁を作ってしまうようになっていたのです。
そのせいか男性とおつきあいすることができませんでした。
いつも友達の相談役ばかりしていて、自分の相談は人にできませんでした。
友達と食事をしていても話を聞くばかりで疲れていました。
「実は結婚したい」と相談することすらできませんでした。
心理セラピーをうけることで、
自然と「結婚したい」と友達に相談することができました。
すると、ステキな人を紹介してもらえて、
その方と結婚することができました。
自分でもびっくりです。
いま悩んでいる方もぜひセラピーをおすすめします^^