なぜ「怖い」は一人で感じるのが難しいのか?

ほんものの感情は、
感じるとすぐなくなるということを以前に書きました。
ほんものの感情は感じるとなくなるということ

「悲しい」「怒り」「怖い」の中で一つだけ異質な感情があります。

それは「怖い」という感情です。

「怖い」という感情は「安心感」がないと感じることができません。

例えば、
人間であれは誰でも怖いであろう状況

ライオンの群れに囲まれている状況を想像してみましょう。

この状態であなたはなにを感じていますか?
「怖い」と感じることができるんでしょうか?

おおかたの人は恐怖でフリーズしてしまいます。

「怖い」という感情は、その瞬間は危険すぎて、感じて消化できません。

どうなれば、人は「怖い」という感情を感じて消化できるのでしょうか?

それは、
ライオンがいなくなって

保護された時です。

ライオンに襲われる危険性がなくなってはじめて
人は「怖い」という恐怖を消化することができます。

 

つまり、安心できる状況になってはじめて、
人は「あ~!怖かった!」と
「怖い」という感情を感じて消化することができるのです。

子どもの時に不安定な環境でフリーズしてしまった
あなたの中の「怖い」という感情は、
大人になってもまだ心の奥底、潜在意識の中に残っているのです。

でも、
大人になってから、安心、安全な環境で
子どもの頃に凍り付かせた「怖い」という感情を感じて、消化することは可能です。

子どもの頃の「怖い」が残った状態というのは、
一種の「トラウマが残っている状態」です。

その「トラウマ」が残ったままだと
信頼できる人なのに「怖い」と感じて近づけなくなったり、
好きになればなるほどその人に見捨てられる不安が高まって逃げたくなったり、
逆に、
わざわざ危ない状況に近づいてしまいます。

このような、
あなたを幸せにしない間違った行動は
「凍ったままの怖い」が発動しているからなのです。

対人恐怖症や、男性恐怖症、先端恐怖症、高所恐怖症などの各種恐怖症は、
なにかのきっかけでトラウマが活性化してしまい、
フリーズ状態になっているのです。

安心感をいれながら、ゆっくりとあなたの中の「怖さ」を消化していくと、
そのフリーズしていた「怖さ」が消化され、フリーズすることはなくなります。

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なぜ「怖い」は一人で感じるのが難しいのか?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 植田久里子 より:

    こんにちは
    以前一度、
    安心感を入れ直すと人間関係が楽になる、
    ということに関して
    メールさせていただいたことがあります。
    実は今別の方のビリーフチェンジを
    受けていて、松本先生のカウンセリングを
    受けにいけてないのですが
    その方のカウンセリングは3回受けて今に
    至ります。
    でも幼少期の感情を感じて、と言われますが
    感じません。
    感じ方がわからないというか…
    とにかくわかりません。
    そうやって蓋をすることでしか
    自分を守れなかったんだねって
    ちゃんと感じていけるように
    練習していきましょう
    みたいな感じです。
    でも感じません。思考がすぐ出てきて
    場面を思い出して、それの
    感情を思い出そうとすると
    思考は使わないで、感じて、と
    言われますが
    わからないのです。
    松本先生の文章はとてもわかりやすく
    入ってきます。
    元は棚田先生ですが
    もしかしたら
    松本先生だと感情を感じるように
    なるのか、と思いました。
    松本先生は私の
    感情が分からない状態
    理解できますか?

    1. norizo より:

      植田さま

      コメントありがとうございます。
      わたしも感情は感じない方で、ビリチェンを受ける前は泣くタイミングで鼻血を出していたタイプです。
      でも、今はなんとなく涙が沸いてきます。

      「ちゃんと感じよう」とすればするほどしんどくなる気はしますね~。

      お答えになっているでしょうか???

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