なぜあなたは自分のやりたいことがわからないのか?③ 人の目が怖い
「やりたいことがわからない」「好きなことがわからない」
というお悩みを持っている方結構いらっしゃいます。
好きなことがわからないのは、3つ理由が考えられます。
1つ目は「喜び」という感情を抑圧しすぎている場合
2つ目は「好奇心」が使えない場合
3つ目は他人の目を気にしすぎて自分の感情がわからない場合
今日は他人の目を気にしすぎて自分の感情がわからない場合について、
厳しい両親に育てられると「いつ怒られるか?」とびくびくしてしまいす。
子どもにとって「親から怒られる」というのはとても危険なこと。
常に危険な状況でいたので、「びくびく」と周囲を気にするのがあたりまえになります。
自分がなにか言ったら「否定される」「批判される」のがあたりまえなのです。
自分が思うことを否定されたり、批判されると自分の感情なんてわかりません。
怖くてやりたいことなんてわかりません。
好きかどうかなんてわかりません。
大人になっても「びくびく」と周囲を気にしているので、
自分がどう感じているか?がわからなくなります。
アダルトチルドレンのあなたが、自分やりたいことことがわかるようになるには、
子どものときに抑えていた「怒られるかもしれない」という恐怖を薄めていくことが必要です。
そのびくびくが薄まっていく頃にあなたはあなたの中にある「やりたい」「好き」という感覚がわかるようになります。
自分の中にフォーカスできるようになると「やりやい」「好き」という感覚は必ずあるのです。
セラピー中は、常に自分の中で何が起きているか?を内観します。
外でおこっている事実は、あまり意味がありません。
あなたの内側で何が起こっているのかが大切なのです。
わたしは、セラピーを受けだした頃、セラピストさんに「今、なにがおきてますか?」
と聞かれることが、とても嬉しかったです。
それまで、自分の内面でおこっていることにフォーカスすることなく、
常に外の世界をうまく乗り切るために「どうやったらうまくいくか?」と考えていたことに気がつきました。
自分の内側にフォーカスするには、安心できる環境が必要なのです。
あなたが自分のやりたいことがわからない、好きかどうかがわからないのは、
あなたが不安定な環境にいたからなのです。
子どもの頃の不安な気持ちをセラピーの中で和らげることで、
あなたの不安は溶けていきます。
すると、安心して、
自分の「やりたい という気持ち」と向き合うことができるのです。