もう40代なんですが、アダルトチルドレンは克服できますか?
「もう40代なんですが、アダルトチルドレンは克服できますか?」
人が怖い、人が信じられない、恋愛がうまくいかない、人間関係がうまくいかないなど、
アダルトチルドレン特有の生きづらい性格があります。
もう40代だから、今さら性格なんて変わらない。
生きているのは楽しくないけど、特に困ったこともないから別にいいや。
そのように、自分のことをあきらめていると、
結婚したり、子供を産んだり、恋人と仲の良い人をみるとイライラしませんか?
「アダルトチルドレン」というのは、「大人になれない人」という意味ではありません。
正式には「Adult Children of Disfunctional Family」(アダルトチルドレン ディスファンクショナル ファミリー)で略してACと言います。
「子供の頃家庭内のトラウマによって傷ついて大人になった人」や「家庭の誰かに過剰な抑圧を受ける家庭の中で育った大人」という意味になります。
また、家庭に限らず、その人のパーソナリティ形成に大きな影響を与える役割にあった家庭や習い事、何らかの施設などの「集団組織」に関わるトラウマも類似の心理状態がみられることがあります。
ACは、パーソナリティの基礎となる部分を形成するにあたり重要な段階で、
常に「がんばって」時を過ごしたため、大人になっても周囲に気を遣い、自分の感情を抑えたり、素直に表現できなかったり、家庭や対人関係に問題が起きやすかったり、漠然と生きづらさを感じている人が多いです。
また、
根拠なく「自分は他の人とは違うんだ」という思いを過剰に抱えている人も多くいます。
アダルトチルドレンの生きづらさの根本原因は生まれ育った環境で作られた「間違った思い込み」です。
「間違った思い込み」が原因なので、病気ではありません。
例えば「人が信用できない」という間違った思い込みができたのは、
〇親から「人を信用してはいけない」と言われて育った。
〇親から裏切られた経験がある。
〇親がすぐに約束を破る人だった。
〇親が態度を突然変えることがあり、安心できなかった。
〇友人からのいじめ
などが原因です。
その時の怒り、悲しみ、怖さ
を感じないようにあなたは「人を信用してはならない」という蓋をしたのです。
その蓋があなたの人間関係をうまくいかなくさせているのです。
その蓋は子どもの頃にできたものなので、
たとえ40代になってからでも解消することは可能です。
40代からでもその傷を癒すことは可能なのです。
あなたがあなたの人生を変えるのは、いつからでも決して遅くありません。
クライアントさんの声(40代)
「優しくしよう」と頭で思っているのに、
ついつい子どもにきつくあたっていました。
厳しい自分の母に年々似てくるのがとてもイヤでした。
セッションを受け始めて知らないまに子どもと楽しく遊んでいる自分に気が付きました。
前はあんなにイライラしていたことも自然とイライラしなくなりました。
とても不思議な感覚です。
人はいつからでも変われるのです。