職場で孤立する人、しない人

彼女は、職場で孤立していました。

孤立しない努力はしている。

どんなに嫌いな相手にも笑顔で挨拶はしているし、
旅行にいけばお土産は配っている。
部下のミスもフォローしている。

でも、なぜだか誰も彼女になつかない。

昼休みが憂鬱である。
せめて、職場で孤立して見えないようにしていた努力は、もはや、やめてしまった。

なぜ日本人は集団でしか行動できないのだろう?
1人で昼休みをとることのどこが悪いのだろうか?

このままでは、
この職場もクビになるかもしれない。

能力はあるのに「周りから孤立している」という理由でくびになるなんて納得いかない。

実は、孤立するのはこの職場に限ったわけではない。
学生の時にもクラスで孤立していたし、実は主人とも深い話はできない。

そろそろ自分の問題として取り組んだ方がいいのだろうか、、、

そんな彼女は厳しすぎる家庭で育った。
両親の虐待に近いしつけの中で、彼女は人間に心を開くことができなくなった。

育った家庭での孤立感が、
職場での孤立の原因だったのだ。

その原因と向き合っていくと、、、

上司に悩みを相談できるようになったり、
職場の飲み会にもお声がかかるようになった。

同僚とのたわいもない話で、あんなに苦痛だった昼休みが楽しい時間に変わったのだ。

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