子どもの頃、“悪い子”だったあなたへ
子どもの頃、“悪い子”だったあなたへ
〜万引きや問題行動の裏にある、本当のキズ〜
「小さい頃、万引きしたことがある」
「わざと悪いことばかりしていた」
「親や先生に怒られてばかりだった」
…もし、そんな過去を持つあなたが、
「私はもともとダメな子だったんだ」「私には価値がない」
と思っているとしたら――。
ちょっとだけ、立ち止まって考えてみてほしいんです。
その“悪い子”だった過去の裏には、
誰にも言えなかった「心の傷」が隠れているかもしれません。
そしてそれは、「スケープゴート(いけにえ役)」として生きざるを得なかった、
アダルトチルドレンの生きづらさの一つでもあります。
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■ “問題児”の仮面の下にあったもの
家庭の中で、あなたは「いつも怒られる役」だったかもしれません。
優秀だったり容姿端麗だったり
年の差がありすぎてきょうだいなのに
圧倒的にかなわなかったり
きょうだいはしばしば
「親の愛情」を奪い合うライバルだったりします。
そのライバルが正攻法ではかなわい相手であれば
あなたは「怒られる」という変化球で親の関心をひこうとするでしょう。
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わたしをみて
もっとかまって
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あなたが“悪いこと”をしてしまうのは
「悪い子になりたかったから」じゃない。
「わかってほしい」
「気づいてほしい」
「かまってほしい」
素直に言ってもわかってもらえないのがわかっているから
親がどうしようもない手段にでただけなんです。
■ スケープゴートという役割
アダルトチルドレンの中でも「スケープゴート」役を担わされる子どもは、
家族の問題を一手に背負わされ、
「あの子さえいなければ」という扱いをされることがあります。
すると子どもは、
✔ 自分を責めるクセ
✔ 自己否定の強さ
✔ 人に甘えられない
✔ 失敗して当たり前と思ってしまう
…など、大人になっても続く“生きづらさ”を抱えやすくなります。
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■ 問題行動は「SOS」のサインだった
万引きも、暴言も、学校に行かないことも――
「ここにいていいの?」という孤独感のサインです。
けれど子どもの頃は、
それをうまく言葉にする力もないし
いってもわかってもあえないのも
わかっているんです。
あなたは、「悪い子」なんかじゃなかった。
ただ、“ものすごくがんばって生きていた子”だったんです。
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■ 今からでも、その心は癒していける
もし今も、「私はダメな人間だ」と思ってしまう瞬間があるなら。
自分の中の“昔のあの子”に、こう声をかけてあげてください。
「さみしかったね」
「ほんとは誰かに助けてもらいたかったね」
「自分だけ見てもらいたかったよね♡」
「わたしはどんなことがあってもあなたの味方だよ♡」
「だいすきだよ♡」
スケープゴートだった過去を抱えている人は
とっても甘えん坊で
でも欲しいものを欲しいっていえなくて
いじらしいかわいい人なんですよね♡