人の顔色が気になる時 何が起きているのか?
人の顔色を気にしすぎて楽しむことができない。
人といると自分を出せなくて緊張してしまう。
人の顔色ばかりをうかがって、とても息苦しい。
あなたが人の顔色をうかがっている時、何がおきているのでしょうか?
「怖い」という感情がおこっている可能性が高いです。
あなたは一体なにが怖いのでしょうか?
それは、「目の前の人に嫌われることが怖い」でしょう。
さらに、
あなたは目の前の人に嫌われたらどうなることを想像してるでしょうか?
人によるとは思いますが、
あなたは、「嫌われると一人ぼっちになってしまう。」
と思っているのではありませんか?
ここで
「あなたが目の前の人に嫌われると捨てられてると一人ぼっちになってしまう。」
というのは真実でしょうか?
今、目の前にいる人に嫌われると寂しくなるとは思います。
でも、
「一人ぼっちになる」のは少し過剰ではありませんか?
実は、「嫌われると一人ぼっちになってしまう」という恐怖は、
目の前の人に対しておこっていることではありません。
子どもの時に親に対して、
「嫌われると捨てられちゃうかも」と感じていた恐怖が
今目の前の人に対して沸き起こっているのです。
これの不安は「見捨てられ不安」と呼ばれるものです。
幼い子どもにとって「親に嫌われる」というのは、生死に関わるほど危険なことです。
なので、それを避けるために親の顔色をうかがって嫌われないように必死になっていたのだと思います。
あなたが、
人の顔色を気にしすぎて楽しめない。
人といると自分を出せなくて楽しめない。
人の顔色ばかりをうかがって、とても苦しい。
という時、あなたは子どもの頃の恐ろしい記憶が無意識に思い出され
かつそれが現実に起こっているかのような感覚を感じているのです。
これをフラッシュバックといいます。
では、この「フラッシュバック」がおこらないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
まず、
人の顔色をうかがいたくなった時
「わたしはなにが怖いんだろう?わたしはなにを想像して怖くなっているんだろう?」
という意識を持つことです。
そして、その想像は真実かどうか検証してみるといいです。
でも、
怖い時にそんなに冷静にはなれない!
この怖さをどうにかしてほしい!
という場合は、
ぜひ、心理セラピーをうけることをお勧めします。
「怖い」という感情が一人で抱えることができないくらい強力なものです。
参考記事→「怖い」を一人で解消できないのはなぜか?
安心感をいれつつ、
子どもの頃に凍り付かせていた「嫌われると一人ぼっちになってしまう」という恐怖を解消していくと、
あなたは、目の前の真実をみることができるようになります。
過去の傷に振り回されることがなくなって、
安心して目の前の人とつながることができるようになります。