アダルトチルドレンがいつまでも「ダメな子」でいる理由

アダルトチルドレンがいつまでも「ダメな子」でいる理由

なぜかミスをしてしまう。
いくら準備をしてもここぞというところで失敗してしまう。
だされた課題がどうしてもできない。

なぜ、アダルトチルドレンは「ダメ」から抜け出せないのでしょうか?

➀厳しく育てられた場合
「怒られる」という形でしか親と感情のやりとりができません。
なので、親からの関心をひく手段として無意識に怒られようとする場合があります。

②特に長子の場合「おねえちゃん、おにいちゃんはできてあたりまえ」として扱われ、
怒られる時にだけ親から関心をもってもらえることが多いです。

その場合、
無意識は「無関心よりも怒られたい」「怒られてでも関心をもってもらいたい」
とついつい怒られるような行動をとってしまうのです。

あなたにとってダメな子でいることは、
「親からの関心をかけてもらう」という唯一の「愛情をうけとる形」なのです。

これを心理学的に「ネガティブストローク」と言います。

ストロークというのは、
人との関係の中でもらえる「栄養のようなもの」です。
具体的にいうと、人から関心をもってもらうことです。

この関心が「えらいね~」「かわいいね~」というポジティブな場合を
「ポジティブストローク」といいます。

反対に
「どうしてできないの!」「ダメな子ね!」というネガティブなものの場合を
「ネガティブストローク」といいます。

人から関心を全くもってこらえないということは、子どもにとってとっても不安なものです。
「無視されるくらいなら怒られる方がいい!」
という決断があなたが「ダメ」から抜け出せない原因です。

 

どうすればアダルトチルドレンは「ダメ」から抜け出すことができるのでしょうか?

セラピーの中で、
・「どうしてできないの!」「ダメな子ね!」と言われることの悲しさ、
・関心をもってもらえない怖さ
・本当は怒られるのが嫌だという怒り
を感じていきます。

さらに、
ポジティブな関わりの心地よさを体感していくのです。

すると、
あなたにとってネガティブストロークをうけることを避け、
ポジティブな関心を人からもってもらおうとします。

自力で「ダメ」から抜け出そうとするのです。

その時あなたは「ダメな子」から卒業できるのです^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です